マウスピース型歯科矯正装置(インビザライン)のメリット・デメリット
マウスピース型歯科矯正装置(インビザライン)のメリット
目立たない
マウスピース型歯科矯正装置(インビザライン)のメリットでまず挙げられることは目立たないというところです。アライナーには厚さ0.5ミリの透明な素材が使われており、違和感がほとんどない状態で装着できますので、付けていても周りに気づかれる事があまりありません。
痛みが少ない
薄いポリウレタンで造られたアライナーは、とてもフィット感が高く、歯の根本までしっかりと装着することができます。『ワイヤーの締め付けが痛い』といった事や、『口の中でワイヤーがこすれて痛い』ということも起こりません。また、もし違和感が起こったとしても、すぐに取り外すことができます。
歯にかかる負担が少ない
アライナーは、歯の全体を支えながらも矯正したい部分にのみ付加がかかる作りになっています。これにより、他の歯に余計な負担をかけることなく治療を行うことが可能です。
食事・歯磨きが楽しめる
アライナーが取り外し可能ですので、食事の時は取り外すことができます。これにより、矯正をしていない時と同じように、食事を楽しんでいただくことができます。また、歯磨きも矯正器具を避けたりせずに、しっかりと行う事ができます。
虫歯・歯周病の原因を作りにくい
歯の磨き残しなどでプラークが溜まってしまう箇所があると、虫歯や歯周病の原因になります。しかし、マウスピース型歯科矯正装置(インビザライン)はアライナーを取り外して歯磨きができますので、歯が磨きにくいといった事が起こらず、虫歯・歯周病のリスクを減らすことができます。
金属アレルギーの心配がいらない
マウスピース型歯科矯正装置(インビザライン)の治療には金属を使いませんので、金属アレルギーの方でも安心して使っていただくことができます。
通院回数が少ない
マウスピース型歯科矯正装置(インビザライン)は、最初に、治療期間に必要となるアライナーのすべてを作成しますので、通院は、基本的には1.5ヶ月~3ヶ月に一度というスタンスになります。また、トラブルが少ない矯正装置ですので、トラブル解消のための来院が生じることもほとんどありません。
マウスピース型歯科矯正装置(インビザライン)のデメリット
毎日20時間の装着が必要
マウスピース型歯科矯正装置(インビザライン)は、1日20時間以上の装着を毎日続けて行っていくことによって、治療計画に沿って歯を動かしていくことが可能です。これができなかった場合は、治療期間が長引くなどの支障が出てきますので、しっかりとした自己管理が必要になります。
他のマウスピースの中では費用が高め
マウスピース型歯科矯正装置(インビザライン)は、他のマウスピース型矯正装置の費用の中でも比較的高めの料金設定になっています。これは、コンピュータによる綿密なシミュレーションを行い、治療していくシステムを使うところによるものです。その分、これまで蓄積された莫大な症例を踏まえた上で、患者様のお口の状態に最も適した治療計画をコンピューターが立案し、より精度高く治療を行っていくことができます。
マウスピース型歯科矯正装置(インビザライン)が適さない症例もある
顎の問題があったり、歯並びの重なりが激しい場合などマウスピース型歯科矯正装置(インビザライン)での矯正だけで十分な効果が見込めないこともあります。当院では、他の矯正装置との組み合わせなどで、これを解消するように可能な限り努力しています。