マウスピース型矯正装置による治療
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どの装置も初めて使う時は異物を歯に付けますので多少の違和感・圧迫感、痛みがあります。しかし、矯正器具の中でもマウスピース型歯科矯正装置(インビザライン)矯正は痛みが少ない矯正と言えます。また、初め多少の違和感があっても徐々に治まってきます。
昔は永久歯が全部生え変わるまではマウスピース型歯科矯正装置(インビザライン)は使えませんでした。しかし、今はマウスピース型矯正装置(インビザラインティーン)もありますし、年齢に関係なく使っていただけます。10歳ぐらいの年齢の患者様から、上は、歯槽膿漏になっていらっしゃらない限りは何歳の方でも治療を行っていただけます。
基本的に食事中と歯磨きの時以外は付けていただいています。目安としては、一日20時間以上の装着を毎日続けていただくことで、治療計画に沿った矯正を進めていけます。装着しておられない時間が長くなった場合は、矯正にかかる期間が伸びてしまう可能性もあります。
食べ物を噛んだ時に、痛いと感じられる場合はできるだけ柔らかいものを食べていただくようにしていますが、特に食事制限はありません。
喫煙禁止とまではお伝えしていませんが、タバコのヤニによって装置が着色し、茶色くなる可能性があります。また、喫煙によって血流が悪くなると歯の移動に影響が出てきますので、矯正中は喫煙されない方が歯の移動が早くなります。
装置をしていることが原因で虫歯になる、ということはありませんが、虫歯になる人はなります。虫歯になって虫歯治療を行うと、もちろん装置が合わなくなることがあります。ですので、矯正期間中はなお一層丁寧な歯磨きを行って虫歯予防をしていただく必要があります。
紛失後、すぐに来院いただけたら、次のアライナーをお渡しするか、1つ前のものを付けていただくことでカバーできることが多いです。なくしてしまって、長い間付けていらっしゃらない場合は、その後に使う予定だった装置にも影響が出てしまい、再度作り直しの可能性も出てきます。その時は費用の負担がかかってきますので、紛失・破損の場合は、すぐにご連絡ください。
症例によっては、マウスピース型歯科矯正装置(インビザライン)のみでの治療では、満足していただける治療結果にならない症例もあります。しかし、マウスピース型歯科矯正装置(インビザライン)を補助する装置を付けることによって、納得していただける矯正結果に近づけていくことは可能です。この補助装置にはたとえば、アタッチメントを使ったり、見えない部分にブラケットを付けることによって、ほとんどのケースでマウスピース型矯正装置(インビザライン)による矯正が可能になります。
歯の移動、美しい歯並びの形成のために、抜歯が必要になるケースもあります。
妊娠中は、マウスピース型歯科矯正装置(インビザライン)だけではなく、いかなる矯正も可能です。